6月26日（月）
朝6時起床。買っておいたパン、お茶、ヨーグルトで朝食。支度をして着替えた後、もう一度発表の練習。やっぱり時間がかかるので、スライドを2枚抜く。
会場の Grand Hilton Hotel
は、ソウルの町から離れたところにある。最寄の地下鉄駅から車で5分ということだったので、あきらめてタクシーを拾うことに。タクシーの運転手に
「Grand
Hilton」と言ったらなかなか通じなかったので、ちょっと不安ながらも出発。15分ほど乗ったが、どうも方角がおかしいので地図で確かめてみると、
Grand Hilton ではなく、南山にある Millenium Hilton
に向かっているようだった。地図を見せて訂正しようと思ったのだが、走っている途中では危ないので、止まるのを待っていたら Millenium
Hilton についてしまった。「そこではなくてGrand
Hiltonだ」と地図を見せながら説明したら、運転手は「ああ、スイスグランドか」と言った（らしい）。グランドヒルトンは少し前までスイスグランドと
いう名前だったのだ。気を取り直して、正しいホテルに向かう。ちょっと遠回りだったが、13000ウォンほど。
会場に着いたが、Conference
Hallのほうだろうと見当をつけて言ったら誰もいない。ホテル棟の方に行ったら看板があり、2階で受付を無事済ませる。
８時からセッション。私の発表するセッションは、内輪の客しかいなくて大変さびしい雰囲気。発表者1名はキャンセルだったようだ。Secure
and reliable audio communication
というタイトルのセッションで、私の前のN先生が秘密分散通信、私がパケットロス補償、それ以外が電子透かしの発表。発表はつつがなく終わり、一安心。
10時からオープニングとplanary session。今回は超音波とマイクロキャビティの話だったのだが、よくわからなかった。
その後昼食。3日分のランチのチケットが最初からついている。ランチ会場に向かうところで、私の研究室の先輩で韓国音響学会の偉い人のC先生にお会いし
たので、一緒に昼食を食べながら話をする。ランチはサンドイッチ、スモークサーモン、チキン、オートミールみたいなスープ、オレンジジュース、パウンド
ケーキ。
午後からポスターセッションを見物。C先生の研究室の学生で、10月から私の研究室に留学してくるHさんの発表を聞く。その後いくつか発表を聞くが、半
分ぐらいは日本人の発表なので聞く必要がない。ポスター会場を出て、いすに座って明日のプレゼンの準備をしていたら、S先生がやってきた。パソコンの調子
が悪いというので見てみたが、使っているうちに突然電源が切れるという症状で、以前私が使っていたノートPCと同じ症状だ。結局そのパソコンは修理行きと
いうことで、S先生は他の人からPCを借りてしのぐことに。その後しばらくS研究室の人たちと話をする。
午後後半のセッションで3D Auditory
Displayのセッションを聞く。名古屋大の12面体スピーカーの話は面白かった。結構お客さんも多く、盛り上がったセッションだった。
これで今日のセッションは全部終わり、Welcome
Receptionがある。会場の前でしばらく待ち、S研究室の人たちと雑談。会場が開いたので中に入ったが、料理はたくさんあり、無料のレセプションと
は思えない。中には、立派な氷の彫刻が飾られている。
まず、偉い人たちのご挨拶。韓国音響学会会長のC先生の挨拶もある。東北大のS先生は日本の音響学会の会長で、たまたま同じゼミに出たことのある人たちが
日韓の音響学会会長になっているのは感慨深い、という話をS先生としていた。
乾杯の後（いきなり乾杯されたので手元に飲み物がなかった）、食べ物をとる。
韓国らしくキムチもあり、変わったところでは寿司とそばがあった。寿司については、えびとサーモンはわかったのだが、黄色いネタがなんだかわからない。後
で聞いたらクラゲだったようだ。そばは普通のそばだが、固まっていてほぐすのに苦労した。あとは、エイの焼き物があったのが韓国らしいところか（残念なが
ら？ホンオフェではなかった）。
デザートも食べておなかいっぱいになったところで、アトラクションのマジックショーがある（なぜマジックなのか良くわからないが）。大学生がやっているら
しい。イケメンがでてきて割と定番っぽい手品を披露。
マジック終了と同時に流れ解散。暗くなってきたことでもあり、私はタクシーで宿まで戻る。宿に戻る間、青瓦台、光化門などの前を通った。今回は直通だった
が、高級タクシーだったので18000ウォンほど。
宿に戻り、明日の発表の練習。例によってグダグダで最後まで行かない。酒は飲んでいないのだが、気力が尽きて11時ごろあきらめて寝る。
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