2014/07/09
朝５時起床。時差が戻った感じ。外は曇り。
テレビでワールドカップのブラジル対ドイツの後半をやっている。ドイツの一方的試合。どうしてこうなった。
昨日の上品鹵蛋牛肉面で朝食。ピリ辛だが、割と好みの味。
今日の午前前半のセッションは画像処理だけなので、今日はゆっくりして９時半出発の予定。この後の発表のリハーサルを１回する。いまひとつ。
金曜・土曜の講義のスライドづくり。これで９０分×２持つのだろうか不安。
9時頃荷物を詰めて、9時半出発。フロントで「午後まで荷物を預かってくれ」と頼んだが、英語が通じず、電話で英語が通じるスタッフの女性と交渉。10分ぐらいして本人が現れ、直接話して無事荷物を預かってもらう。
歩いて10:10分ごろ会場へ。
10:25-12:00 Oral Session (14 papers in 2 rooms)
W-L3 Language and Speech Processing (Papers#:6)
Chairs:
William J. Teahan, School of Computer Science, Bangor University,
Gwynedd, United Kingdom.
Xiaohao Yang, Department of Electronic Engineering, Tsinghua University, Beijing, China
W-L3.1 Adaptive Compression-based Models of Chinese Text
William J. Teahan, Peiliang Wu, Wei Liu
Bangor University, Bangor, Gwynedd, United Kingdom
Ph.D candidateの学生さん。結構長々と所属の紹介と自分の研究全体の紹介を行う。内容はPPMベースの言語モデル。通常のPPM（文字N-gramとの違いが微妙だが）を、中国語向けに改良。２バイトコードを通常の１バイト文字と同じく１文字１数字にする方法とか（といっても単に上位パイトと下位バイトをつないで１数字にしてるだけ）。各種PPMとの比較。また、PPMを使った中国語の単語セグメンテーション。従来法のPPMDと同程度の性能。
W-L3.2 Semi-supervised Learning of Dialogue Acts Using Sentence Similarity Based on Word Embeddings
Xiaohao Yang1, Zhenfeng Chen2, Weilan Wu2, Jia Liu1
1Tsinghua University, Beijing, China
2University of Chinese Academy of Sciences, Beijing, China
最初に、ニューラルネットによる単語のベクトル表現(Word embedding)の話。各種の方法のサーベイ。それを使って文をベクトル表現にして、その類似度によって発話行為タグを予測しようということらしい。文構造を考慮したsentence embeddingの部分はよくわからなかった。対話履歴は使っていない。
W-L3.3 Robot: Have I Done Something Wrong? .Analysis of Prosodic
Features of Speech Commands under the Robot’s Unintended Behavior
Noriko Totsuka, Yuya Chiba, Takashi Nose and Akinori Ito
Tohoku University, Sendai, Japan
戸塚さんの仕事を私が発表。ロボットが音声コマンドを無視したときに利用者の音声がどう変化するか。結果として、話速は遅くなり、F0は高くなる。質疑の中で「変化の仕方がロンバード効果に似ている。スペクトル傾斜は調べたか」という指摘があった。その発想はなかったが、興味深い指摘。
W-L3.4 Acoustic Modeling for Hindi Speech Recognition in Low-Resource Settings
Anik Dey, Weibin Zhang, Pascale Fung
HKUST, Hong Kong
DNNによるヒンディ語の音声認識。ヒンディ語の言語資源は少ないので、英語を種にしてヒンディ語に適応する。ヒンディ語と英語の音素を対応させ、RBMの学習部分は英語で行い、再学習をヒンディ語で行う。英語のコーパスはWSJでヒンディ語のデータは１時間分（話者９人分）。音素認識精度はHMM-GMMで34%からDNNで60%まで向上。
W-L3.5 The Influence of Pitch Accuracy on Synthetic Speech Quality
Yuwen Yu, Xiaoqun Zhao, Jingyun Xu, Yang Zhang
Tongji University, Shanghai, China
No Show.
W-L3.6 Lexicon Propagation for Learning a Large-scale Semantic Parser
Jiongkun Xie, Xiaoping Chen
University of Science and Technology of
China, Hefei, China
No Show.
W-L3.7 Accelerating Gesture Recognition Algorithm Using Coarse Grained Reconfigurable Architectures
Minsik Kim1, Deokho Kim1, Minyong Sung1, Wonjae Lee2, Jaehyun Kim2, and Won Woo Ro1
1Yonsei University, Seodaemun-gu, Seoul, Korea
2Samsung Electronics Co., Ltd, Suwon, Korea
サムスンのリコンフィギャラブルプロセッサ(SRP)によるジェスチャ認識。認識するのは手だけを写した映像からの手の形と動き。これを高速化するため、loop unrollingとベクトル化を行う。OpenCVの中のcvAbsDiff, cvSmooth, cvResize（これが全体計算の30%を占める）を高速化することで、その部分は2〜10倍速くなる。SRPにVLIW modeとCGA modeがあるということだが、どう違うのかよくわからなかった（VLIWではプロセッサの一部しか使われないようだ）。
セッションは11時半頃終わり、これでこの会議はおしまい。このあとランチと、午後から上海大学のラボツアーがあるのだが、夕方には帰国するのでそちらはパス。
まず会場からホテルまで歩き、預けていたスーツケースを受け取る。
そこから今度は反対側の中山北路駅まで歩く。こっちに歩くのは初めてだが、延長路まで歩くより近いはず。
途中ちょっと駅の方向に自信がなくなったりしたが、無事着いた。今回は時間があるので、空港までずっと地下鉄で行く。市内から空港まで７元。
１号線から人民広場で２号線に乗り換える。人民広場駅はいつ来てもすごい人。スーツケース持ちだとちょっと苦労する。
空港まではずっと２号線なのだが、行きの電車は、いったん広蘭路で乗り換える。
14時半ちょっと前に空港に到着。
駅から延々歩いて第２ターミナル。
チェックインカウンターは、まだ早いせいか空いていた。特に問題なくチェックイン。そのあと解散して出発ゲート前集合ということにしたが、腹が減ったので長野君と二人で何か食うことに。
食べるところをいくつか見て回ったが、結局味千ラーメン。
ちなみに味千ラーメンは上海にもたくさんあって、今回見て回った狭い範囲にも少なくとも２軒はあった。さらに、昨日行ったスーパーでは味千ラーメンの生麺を売っていた。
ということで麻辣なんとか牛肉麺のセット（飲み物とトッピング付き）をたのむ。飲み物は7-up（レモン付き）、トッピングはキノコ。
以前北京で食べた味千拉麺は普通の九州ラーメンだったが、今回のは山椒が利いていて、いかにも中国っぽい味。結構いけて私は好きだけど日本では受けないだろうなあ。
食べ終わって出国。出国審査では出国書類を書いておくのを忘れたりしたが、おおむね順調。
おみやげをちょっと物色したが、特にないので出発ゲートへ。
出発ゲートでは授業のスライド作成の続きをやろうと思ったが、PCがリセットされていて（よくある）、参照用に開いておいたブラウザが消えている。解説するアルゴリズムの説明とかだったのだが、これではスライド作成ができない。空港にはフリーWifiもあるのだが、パスワードを携帯のSMSで受け取る必要があってうまく使えない。
仕方ないので来週火曜の模擬授業のスライドを作成。こちらも間に合うかどうかきわめて不安なのだが。
しばらく作ったところで睡魔に負け、1時間ほど居眠り。
17時過ぎに搭乗開始。特に優先搭乗とかないようだった。
飛行機に乗り込んだらすぐ寝る。離陸したのかどうかよく覚えていない。上空でベルト着用サインが消えた頃目覚めたので、日記を書く。
飲み物の配布。ビールをもらう。
少しして食事の配布。鶏肉飯と牛肉面のどちらかで牛肉面を選ぶ。ハフィヤン君が鶏肉飯を食えないというので、パンとフルーツと交換する。
その後、機内で日記の整形など。
今沖縄あたりに台風が来ているのだが、それを避けるためか、飛行機は日本海を大きく迂回して朝鮮半島の上を飛行していた。そのためか、出発は時刻通りだったのだが、21時到着予定のところ実際の到着は22時半ぐらいだった。今回は成田泊の予定だったので問題ないが、ぎりぎり都内に移動とか考えていたら大変だった。
入国して、ちょっと遅かったが荷物も無事出る。
ホテルまでは無料シャトルバスで行くつもりだったが、最終バスに間に合わない時間になってしまったので、やむをえずタクシーでホテルまで。成田周辺のホテルだが結構遠い。途中でコンビニに寄ってもらって買い物。同じコンビニにほかのタクシーも止まっていたので、ホテル行の途中にコンビニによるのはよくあるようだ。
23時過ぎにホテル着。明日朝の出発が早くてシャトルバスの始発では間に合わない話をフロントで話したら、LCC向けの早朝シャトルバスがあるらしい。LCCを使わない人は500円かかるが、タクシーよりは安い。しかし、ホテルを朝5時発は早いなあ。ともかくバスを予約して部屋へ。
部屋に入ったら、ともかく早く寝たいので、シャワーを浴びて、24時ちょっと前に寝る。
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