9月3日
7時起床．ホテルの朝食は込んでいる．ビュッフェ形式で，パン，ハム，ソーセージ，たまご，コーヒーなどを取る．ポルトガルのときとほぼ同じパターンだっ
たので，ここも毎日出るものは同じだろう．
8時半ごろ出発しようとロビーにいるところでM先生に遭遇．午後からトレド観光に行こうということになり，ホテルにある観光会社のデスクでツアーを申し込
む．
9時過ぎ，地下鉄でPrincipe PioからNuevos Ministerios経由でCampo de las
Nacionesへ．
会場はその駅の近くのPalace Municipal des Congressos というところ．
会場に入るが，どこで受付をするのかちょっと迷う．並んでいる列があったので並んでみたが，どうも違うようなので，列を外れて探した
ら別なところに受付があった．受付を済ませ，別な窓口でアブストラクト集など一式を受け取る．今回の学会バッグはゴロゴロバッグで，非常に重い．何が重い
のかと思ったら，アブストラクト集が厚さ5cmはあろうかという電話帳のようなもので，これが重いのだった．
その後インターネットルームに行ってメールを読んだり．少し遅れてオープニングセレモニーに入る．プレナリーセッションはAcoustics for
21st Centuryという大きいタイトルで，音響学全体の今後について．
プレナリーセッションの後，ギターのパフォーマンス．ギター2人，手拍子と踊り3人の構成で歌と踊り．男性のフラメンコもあり，なかなか良かった．
終了後，会場でおつまみと飲み物が出る．この後セッションもあるというのにビールやワインも飲み放題．これはどうなんでしょうか．
ここで少々食べて，地下鉄で一旦ホテルに戻る．戻る途中，Principe Pioの駅の近くの中華スーパーで水とせんべいを購入．
ホテルから3時にトレド半日ツアーが出発する．M先生ご夫妻とS先生と私の4人で参加．全体では12人ぐらいのツアー．
トレドはマドリッドから70kmぐらい離れたところにある．バスはハイウェイを通って標準速度120km/hで走る．マドリッドの市街地を通ると，荒涼と
した土地に転々とアパートが立ち並ぶ．スペインはいま土地バブル真っ最中で，アパートがじゃんじゃん建っているのだ．
何もない平らな土地が突然山になると，そこがトレドの町だ．市外を見下ろす山の上にバスが止まり,記念撮影.．
その後バスは旧市街に入るが，目的地までは行けないので，かなり手前で降りて歩く．旧市街の中の道は迷路のようで，ガイドなしには歩くのが難しい．
最初に大聖堂を見学．
大聖堂の中はこてこての装飾．
宝物殿には金ぴかの宝物がたくさん．
大聖堂を見た後，ゴヤの絵がある修道院へ．ここにある絵はゴヤの最高傑作だそうだが，宗教画だからなあ．宗教的価値の良し悪しはちょっと判断がつかない．
修道院を見学後，旧市街と外をつなぐ橋を歩いて渡る．途中の木にはカタツムリが群れている．こんなに暑いとカタツムリもかわいそうだ．
橋の下は深い谷で，大きな川が流れている．川の水は緑色で，あまり澄んでいるとは言いがたい．
ここでバスに乗り，マドリッドへ．途中，彫金細工の工房に寄って，買い物休憩．特に何も買わずに出る．
ツアー終了後，グランビアでバスを降ろされる．三越を少し見て，地下鉄でホテルまで戻る．
一旦ホテルに荷物を置き，4人でPrincipe
Pioのレストランで食事．8時にならないとレストランが空かず，少し待たされる．スペインの料理を食べようと意気込んで入ったのだが，メニューを見たら
単語が良くわからない．せっかく暗記したのに，とがっかりしていたら，スペイン語ではなくイタリア語だった．そう，この店はイタ
リアンレストランだったのだ．というわけで，イカ墨スパゲティ，サラダ，トマトとチーズのおつまみを食べる．スパゲティは，イカ墨ソースではなく，イカ墨
が練りこんである麺のペペロ
ンチーノ．スパゲティの上の白いのは，「うなぎの稚魚風の練り物」だそうだ．
食べた後，モールの中のスーパーで買い物．水のほか，M先生の奥様に勧められてトマトと桃を買う．
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