9月9日（金）
朝6時ごろ起床。
7時半頃朝食の後、荷物をまとめて8時半頃出発。ホテルでは、フロントまで降りるエレベータがなかなか来なかった。このホテルのエレベータは、乗っている人数が多いと乗車拒否をするらしかった。
チェックアウト後、M先生一行3名と、私+S先生の2名でタクシーに分乗して空港へ。M先生の車は、スーツケースがトランクに入りきらなくてこんな感じになっていた。
タクシーはすごいスピードで空港に向かう。普通の市内で110km/hは出しすぎだろう。下り坂では体が浮く感じがした。事故がおきなくて何より。
リスボンの空港はチェックインカウンターが非常に多く、British Airのカウンターを探すのに苦労する。
ここでチェックインしたが、スーツケースの荷物を直している間にM先生たちが先にチェックインしていたので、席が離れてしまった。例によって機内食の会社がストライキをしているとかで、機内では食べ物が出ないので、空港内で買ってよいことになっている。それで、対象のレストラン（というかファストフード）を探す。
ピザハットでピザか、PANS&Companyでサンドイッチのようだ。機内に持っていくのも面倒なので、11時ごろに食べてから乗ろうということで、それまで買い物をすることにする。ちなみにピザハットの向かいにはマクドナルドがあり、
新メニュー “Big Big Mac” が。このまえヒースローで食べたWhopperもでかかったが、これ以上大きくなくてもいいよ。そんなにハンバーガーだけ食いたいか。
空港内の免税店でしばらく買い物。ワインやオリーブオイルなどを買い込んだら荷物が重くなってしまった。その後、みんなで昼食。M先生一家はピザハットでピザ、私とS先生はPANS&Companyでバゲットサンド（ヨーロッパセット：要するにツナマヨサンド）を食べる。
食べた後、 搭乗ゲートへ。搭乗ゲートは2段になっており、切符をもぎられてゲートを通ったところに更に待合室のようなものがある。何の意味があるのか理解に苦しむ（バスでの乗り込みへの対応か？）。その中待合でしばらく待った後、機内へ。私の席はM先生たちより10列ほど後ろだった。
それで、出発時刻を過ぎても動かない（いつものことだが）。「荷物が届くのを待っている」というアナウンスがあった。仕方ないので一眠りしたのだが、次に目が覚めてもまだターミナルにいたのにはちょっと驚いた。結局1時間以上ターミナルにいたようだ。出発後、飲み物などが出る。
ロンドン到着は順調に遅れ、乗り継ぎ時刻ほとんどぎりぎり（乗り継ぎ便も遅れていれば何とか乗り継ぎ可能な程度）に到着。飛行機が停止して、みんなが下りようとするが、列が一向に進まない。機内アナウンスで機長が何か行っているが、聞き取れない。何だかでまた遅れるので、座って待っていろみたいな内容だった。それを聞いて座った人もいたので、それらの人を抜かして先へ進むが、たかが知れている。ここでまた30分以上立ちっぱなしだった。先のほうにいたM先生一家は見えなくなってしまった。外は大雨が降り始めていた。長いこと待って、ようやく危害に出られたと思ったら、雨の中バスに乗り込んでターミナルへ。どうやらバス1台でピストン輸送しているらしい。最後の人がターミナルに着くのはいつのことか。バスの中で、以前ボストン大で一緒の研究室だったBeckyに会う。
ともかくターミナルに着き、セキュリティーゲートをくぐって、ダメだろうと思いつつも出発ゲート付近へ。乗り継ぎ便の表示はない。しかたないので、乗り継ぎカウンターに戻り、係員に「乗り継げなかったんだけどどうしてくれる」と交渉。係員は「一緒の行程のMさんたちは乗り継ぎ便に載ってますよ。」私のせいじゃないっつーの。それはともかくM先生たちが間に合ったのを聞いて少し安心した。提携しているJAL便に載れればよかったのだが満席だったので、BAの香港便でいったん香港まで行き、そこから提携しているキャセイパシフィックで成田に行くチケットを発券してもらった。
香港便の出発時刻は2時間後。特にすることもないので、出発ゲート付近に行き、日本についてからどうしようか考える。出発の飛行機は既にターミナルにいた。
成田着は8時過ぎだそうだが、成田エクスプレスと新幹線ではもう仙台に戻れない。夜行バスも考えたが、インターネット予約を調べたところ、すでに満席。東京からムーンライト仙台という手もあるようだったが、確実かどうか時間的に怪しいので、結局東京に一泊することにした。日本は真夜中なので、自宅にはメールで連絡する。
15時過ぎ、予定時刻をやや過ぎて機内へ。ぎりぎりの発券だったせいか、またもや一番後ろ付近の席。乗客がみんな座ったころ、機内アナウンスで機長がなにやら盛んに謝っている。機材トラブルのため、またまた出発が遅れるようだ。しかも、そ・れ・だ・け・な・ら・ば・ま・だ・い・い・が！トラブル修復中はエンジンをかけられず、その間はエアコンが使えないのだ。機内はほぼ満席で、気温はどんどん上がる。デイパックの中に入れていた扇子が役に立った（役に立ってほしくなかったが）。たぶん気温40度近い中で1時間ほど待たされた後、ようやく出発。出発後、激しくエアコンを入れたらしく、急速に涼しくなる。何だか寒気がして、体調を崩した予感。
しばらくして夕食が出る。チキンのリゾット、チーズボール入りサラダ、パン、チョコレートケーキ、チョコレートバー、水。Risotteと書いてあったが、リゾットというよりはドリアだ。まあまあいける。チョコレートバーは食べないでしまっておく。食べ終わったところで寝てしまい、食後のコーヒーを貰い損ねた。
しばらく寝たり起きたり。映画ではマダガスカルとかやっていたのだが、何だか見る元気もない。飛行機の現在位置を示す地図表示を見ながらうとうとしていた。