支度をして，８時１５分に出かける．宿から会場に直接行くのは初めてだが， 何とかなるだろう．Ferenc korutでトラムに乗り換えたが，どっちの方角か 良く分からなくてちょっと不安だった．結果的には正しい方向に行けたが， これは確率1/2だったなあ．
最初は開会式と，偉い人のお話である．ところが，ステージには来賓以外に， 民族衣装を来た女の子が２人立っている．時間になったら，その女の子が 突然歌いだした．民謡から始まるというのは結構しゃれている．
来賓挨拶の後（外務大臣も来ていた），こんどはギターとフルートの生演奏 が入った．その後，JerinekによるStructured Language Modelの話． こういう話を聞くと，SCFGの仕事も早く発表しなければと焦る．
その後，最初の枠(Slot 1)はAdaptation-1を聞く．ほとんどの発表がMLLR関連だったが，中にMAPLRというのがあって，ついに出たかという感じ．うまく定式化できるように事前分布を設定するのが難しいらしかった．
昼休みは２時間もあるので，最初にちょっと町中に出る．お土産の買い物などしたかったが，会場からトラムで出られる範囲では，そういう店はなかった．そのあと会場に戻って昼食．昼食券を見せてLunch Hallに入ると，自動的に決まったメニューが出てくるというしくみ．一人で食べていると，同じテーブルに座っていた人が話しかけてきたので，少し話をする．この人はスコットランド人で，Speech Enhancementをやっているそうだ．そのあと同じテーブルに来たドイツ人とも一緒に話をする．昼食のメニューは，水，サラダ，肉のシチューにライス，デザートはケーキ．
午後のセッションも話者適応関係を聞く．ここでも，午前のセッションとほとんど同じMAPLRの発表があった．話者適応を途中で抜けて，ポスターのConfidenceを聞きに行く．ポスター会場は狭くて，人でごった返している．しかも，南向きでガラス張りの場所なので，温室のように暑い．これはたいへんそうだ．Confidenceの発表の中では，音響的な信頼度を言語モデルに入れるという研究が目を引いた．
午後後半のセッションは，ポスターのSearch and Pronunciation Modelingを聞く．韓国語の形態素解析の話と，単語グラフからWERの低い候補を生成する話を集中的に聞いた．その外に，いったん音素認識をしてから，音素系列に対して連続音声認識をするという発表があった．歴史は繰り返すというやつか．
少し早目に会場を出る．昨日の疲れも残っていて，あまり元気がないので，途中の店で食べ物を買って帰り，ホテルでそれを食べる．