日記として書くのはどうかと思う雑感を集めてみた。
交通
リスボン市内の公共交通は大変便利だ。特に今回は乗り放題切符を買ったこともあって、一日3回以上は何らかの公共交通機関を使ったのではないか。地下鉄駅には必ずスクリーンがあってCMが流れているので、ちょっとびっくりした。また、地下鉄・バス・市電共通のICチップを使ったカードがあるのもちょっと驚き。リスボンの公営交通carrisはハイテクなのだ。市電やバスでは、紙の切符を入れると「ちーん」といって切符を切る改札機と、ICカードをタッチする改札機の2つが置いてあるが、なんかギャップが大きい気が。その間に磁気カードはなかったのかと。
車の運転はともかく荒い。路上駐車はしまくり。道は細い。舗装は石畳でがたがた。市街を走るバスに乗ると、ほとんどジェットコースター気分だ。ただ、運転者は歩行者には優しい。町には横断歩道が少なく、みんな適当に道を渡っているが、それほど危なくもなく車は停まってくれる。
石畳
リスボンの市内にはともかく石畳が多い。ポルトガルが絶頂期だった頃からそうなのだろう。旧市街は車道・歩道とも石畳だし、車道がアスファルトのところも歩道は白い石畳のところが多い。歩道には、白と黒の石で模様が書いてあったりして楽しい。ジェロニモス修道院の近くのパステイシュ・デ・ベレンの前の歩道には、黒の石で Pasteis de Belem と書いてあった。
食べ物
ポルトガル料理は、海産物が多く、調理法が比較的シンプルなので、日本人にはあっていると思う。単なるアジの塩焼きとかね。日本人としては大根おろしと醤油が欲しくなるが。オリーブオイルをたっぷり使った料理も、思ったほど油ギトギトな感じではない。それから、値段については、前の年にいったバルセロナと比べると安い感じがする。バルセロナでは道端のテラスで一人で飲み食いして35ユーロぐらいだったが、リスボンではちゃんとしたレストランで思いっきり飲み食いして20ユーロ（まあ安い料理だけ選んでるけどさ）。近所のスーパーで食材だけ買うとさらに安い。
今回食べた食材は以下の通り。
タラ(bacalhau)、アジ、アンコウ(tamboril)、アサリ（名前が2つあったので似たような貝が2つあったのだろう。アサリとハマグリ？）、イワシ(saldinha)、タコ(polvo)、イカ(lola)、マグロ(atum)、鶏肉(frango)、七面鳥。
トイレ
ポルトガルのトイレは普通だが、男女兼用のところには必ずビデが併設されていたのが印象的。ちなみに、古美術館のトイレには便座がなかった。2つあるトイレが2つともそうだったし、掃除は行き届いているので、故障とも思えないんだけど。
落書き
リスボンの市内には落書きがたくさんある。不思議なことに、日本で見られる落書きとよく似ている。何か手本があるのだろうか。
おまけ：空中服務員
キャセイパシフィックの飛行機のトイレにあるアテンダントコール。「召喚 空中服務員」と書いてある。日本語で召喚というとsummonなので、ちょっと変な感じ。「召喚！空中服務員！」と唱えると、空のかなたから羽が生えたアテンダントのお姉さんが降りてくるような。