2014/10/19
部屋のスタンドの電気をつけたまま寝たせいか、夜中に何度も起きる。４時頃（日本時間で５時）あきらめて起きる。昨日の酒が残っているが、それほどひどくもない。
とりあえずシャワーを浴びてしゃっきりしたところで、２１日締め切りの査読をやる。内容も英語もひどくて萎える。
７時頃朝食。今回のワークショップの人用のビュッフェコーナーが学生用とは別にあって、係の人にそっち行けと言われたのだが、最初何を言われているのかわからなくて困った。
朝食後、荷物をまとめて、８時半ちょっと前にチェックアウト。今日は昼過ぎまで観光をセットしてもらっているので、それに行った後で飛行機で杭州に移動する。
出発はちょっと遅れて９時過ぎ。目的地は万里の長城だが、以前行った八達嶺ではなくて、慕田峪というところらしい。
バスは田舎っぽいところを通っていく。
路沿いには農家庄みたいな名前の食堂や宿屋を兼ねてるらしいものが並んでいるが、人気はなくてやってるのかやってないのか判然としない。ある地域では、看板の色やフォントがほとんど同じであることが興味を引いた。何か規制でもあるのか、それともあんまりバリエーションを出そうと思っていないのか。
１０時半頃に到着。駐車場から入り口まで歩く。
私は上下スーツにハンティング帽というかっこだったのだが、一緒にいた中国人の先生に「映画スターみたいな格好だ」と言われたので、なんだそれはと思ったら、徐文強という俳優が中国マフィアの親玉の役かなにかでそういう格好をしているらしい。
入り口で団体チケットを買う。
歩いていくと、兵馬俑のところと似た感じのおみやげとレストランがある。しつこい売り子はいなくていい感じ。
しかし、ここから長城に登るのではなくて、ここから長城の麓までシャトルバスで移動するらしい。
シャトルバスは細い路を通って登る。登山口には広い場所はないので、駐車場が確保できるところにターミナルをおいたらしい。江沢民が書いた文字の石碑がある。
ここから少し登ったところにゲートがある。団体チケットなのだが、団体用ゲートがないので、我々のグループとそうでない人が入り交じってゲートに入ろうとして混乱していた。
さて、ここからケーブルカーで登るのかと思ったら、ケーブルカーは使わずに歩いて登るらしい。まじか。
仕方ないので歩く。遠足に来たらしい近所の中学生たちが邪魔。
久しぶりに激しい運動をしたので息が切れる。３０分ほど休み休み歩く。
へとへとになりながら、とりあえず長城に到着。
長城は風が吹いていて少し涼しい。北京郊外とはいえ、「山紫水明」とはいかず、ちょっと向こうの山もスモッグに霞んでいる。
疲れたがせっかくなので歩く。
途中大砲などがある。
何とかこの辺で一番高いところまで登ったが、まだまだ先がある。そろそろ戻ろうかな。
と思ったら、CASの学生さんがケーブルカーで降りるということなので、一緒に降りることに。ケーブルカー乗り場の上は広場になっている。
ケーブルカー乗り場は結構混んでいる。10分ほど並んでいたが、最後になって「並ぶ前に」チケットが必要だったことがわかり、学生さんがあわててチケットを買う。80元。
ケーブルカーはスキー場のゴンドラみたいな感じ。
数分で下まで降りて、あとはシャトルバスを降りたところまで下る。
バス乗り場の前にはサブウェイがあるが、なぜか手作り餃子とかジャージャー麺とかを売っている。
しばらく待っていたが、なかなか全員そろわないので、厦門大学の先生に誘われてサブウェイで少しお休み。
そのあと13時近くになって全員そろったので、シャトルバスに乗って駐車場へ。
バスで昼食の場所へ。途中にはニジマス養殖センターとかあるらしい。
バスは非常に狭い路を通って山の方へ。途中車のすれ違いがあって苦労していた。
細い路を通ってどこへ行くのかと思ったが、少し開けたところに出たところで到着。
この駐車場の回りにはちょっとした店とか出店があって、役所とか食堂とかがあるらしい。しかし何でここで昼食なんだろう。何か有名な場所なんだろうか。
回りの壁には、なんか親孝行とかのエピソードが描かれている。
駐車場から徒歩数分のところの、さもない食堂に入る。
入り口には特産のニジマスの水槽。
テーブルでは先生方とご一緒する。
ニジマスの焼き物がここでも出たが、ここのが脂がのっていて最もうまかった。
手前のは杏のゼリー寄せみたいな奴
ナンの揚げたやつみたいなのが来た。ふわふわでうまい
食事をしながら、各国の研究環境の話とか、中国−韓国の間での兵役の違いなどの話で盛り上がった。
腹一杯食って、14時半頃店を出る。
こんなところでもスモッグに霞む太陽。
駐車場の脇には孔子像。
駐車場でなんか騒ぐ声がしたので何かと思ったら、子犬が逃げ出して車の下から出てこないらしい。村人が箒で追い出そうとしているが、なかなか出てこない。
最後はなぜかHermanski先生が子犬を救出。
出店を少し見たりして、その後バスで出発。1時間ちょっとで空港に到着。
チェックインには人が結構いて、時間がかかる。
今回は荷物を預けたので身軽。ファミマで非常食にクッキーとチョコを買う。
セキュリティゲートも混んでいる。国内線なので、中国人のじいさんばあさんたちがああでもないこうでもないとやっている。手荷物の中に牛乳が入っていたというのでその場で飲み出したり、婆さんが金属製の杖を持ったままゲートを行ったり来たり。係員に止められているのに二人一緒にゲートを通ろうとしたり。その間ずっと係員のお姉ちゃんが怒鳴りっぱなし。
何とかゲートを通って、スタバでコーヒーを買う。
コーヒーを飲みながら、日記を書く。仕事をしようと思ったが、ネットがつながらないので断念。
18時頃搭乗開始。
機内が余りにやかましいので、離発着時も耳栓型イヤフォンをしている。それでもうるさい。
機内食では米か麺かと聞かれたので麺をチョイス。ミートソーススパゲティだったが、スパゲティは伸びまくっている。
20時40分頃杭州空港に着陸。入国審査はないので、荷物をただ受け取って外へ。
時間が遅いので、タクシーでホテルまで。タクシー乗り場を探して少しうろうろしたが、出国ゲートから少し離れたところにあった。タクシー街の客が長い列を作っている。
今回泊まるのは万華国際酒店で、会議の会場。空港からは130元ぐらいで到着。入り口には会議の案内が表示されている。
チェックインして部屋へ。結構豪華。
時間が遅く、これから何かする元気もないので、少しメールを読み書きした後寝る。
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